「秋の叙勲・褒章」
日本では毎年11月3日(文化の日)に「秋の叙勲・褒章」の栄典が定例的に行われています。
叙勲は分かりやすく言うと天皇から勲章や褒章が授与される、大変名誉な機会です。
受章されるご本人やお身内の方、また会社組織にとっても喜ばしいことですので、豪華で品格のある
胡蝶蘭は贈り物として最適でしょう。
滅多にないお祝い事ですので、胡蝶蘭の選び方や立札の書き方など失礼のないようにしたいですね。
叙勲に相応しい胡蝶蘭選びをご紹介しつつ、まずは叙勲・褒章についての理解を深めていきましょう。
「勲章と褒章」
・勲章について
「勲章(くんしょう)」とは、「国家や公共に対する勲功などを表彰して、国から授与される記章」を意味します。
日本では大勲位菊花章(だいくんいきっかしょう)、桐花大綬章(とうかだいじゅしょう)、旭日章(きょくじつしょう)、瑞宝章(ずいほうしょう)、などの種類があります。
特に「旭日章」と「瑞宝章」は一般の方が多く受章されるため、テレビなどでその様子を見たことが
ある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
旭日章は顕著な功績をあげた方、そして瑞宝章は長年にわたり公共的業務に従事した人に授与される勲章です。
・大勲位菊花章頸飾(だいくんいきっかしょうけいしょく)
・大勲位菊花大綬章(だいくんいきっかだいじゅしょう)
・桐花大綬章(とうかだいじゅしょう)
この3つは、特に国家へ多大な貢献をした人に贈られる高位の勲章で、歴代天皇や総理大臣、海外の国王や大使に授与されています。
「勲章」の場合、個人の長年にわたる功績・業績に対し与えられるもので、「期間」が重視されるのが
特徴です。そのため、叙勲の対象は基本的に70歳以上となっています。
・褒章について
特定の社会的分野において優れた行いの方を称える褒章は、教育、医療、社会福祉、産業振興の分野に
尽力された方、また自己の危難を顧みず人命の救助に尽力した方、社会奉仕活動に従事し顕著な実績を
残した方などに対して春秋叙勲と同日付けで授与されています。
褒章は6色に分けられており、その内容によって色が変わります。
◆紅綬褒章(こうじゅほうしょう)
自己の危難を顧みず人命の救助に尽力した方
◆緑綬褒章(りょくじゅほうしょう)
長年にわたり社会に奉仕する活動(ボランティア活動)に従事し、顕著な実績を挙げた方
◆黄綬褒章(おうじゅほうしょう)
農業、商業、工業等の業務に精励し、他の模範となるような技術や事績を有する方
◆紫綬褒章(しじゅほうしょう)
科学技術分野における発明・発見や、学術及びスポーツ・芸術文化分野における優れた業績を挙げた方
◆藍綬褒章(らんじゅほうしょう)
・会社経営、各種団体での活動等を通じて、産業の振興、社会福祉の増進等に優れた業績を挙げた方
・国や地方公共団体から依頼されて行われる公共の事務(保護司、民生・児童委員、調停委員等の事務)に尽力した方
◆紺綬褒章(こんじゅほうしょう)
公益のため私財を寄附した方
「胡蝶蘭の選び方と立札の書き方」
受章の一報が届いたら、なるべく早くお祝いの気持ちを贈りたいものですよね。
大変名誉なお祝いですので胡蝶蘭はどなたにも喜ばれるでしょう。
ご予算はお相手との関係性によって様々ですが、2万円~3万円前後の豪華な胡蝶蘭を選ばれる方が
多い印象です。滅多にないお祝い事ですからね。
受章祝いの祝賀会やパーティーが行われる場合はその会場に贈るか、オフィスやご自宅へ
贈るのが一般的です。会場へ送る場合は前日までに届くように手配をするのが親切でしょう。
また、叙勲祝いの胡蝶蘭を贈るにあたって大切な「立札」の記載についてご説明します。
一般的には「祝 御受章」などのお祝いの内容を記載し、「贈り主名」を記載するのですが、
この際「受賞」と記載するのは間違いです。
勲章や褒章は「賞」ではなく、「章」の字が正しいので間違えないようにしましょう。
いかがでしたでしょうか。
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