日本では、2022年夏に国政選挙となる「第26回参議院議員通常選挙」が行われる予定です。
地方選などは年間を通して行われておりますが、選挙の当選祝いなどはただ何も考えずに贈れば良いと
いう訳に行かないのを、ご存知でしたでしょうか。
そうです!選挙のお祝いには「法律」(公職選挙法)が絡んできて、少し厄介なのです・・。
何も知らずに贈ってしまった・・。という訳にはいかないのです。
ただ、「酒」や「花」については制限がなく、問題はありません!
よって、必然的に陣中見舞い、当選祝いは華やかな「お花」が多いのです。
選挙のお祝品にも法律が絡んでます!
因みに、少しだけ公職選挙法についてお話をしておくと、むやみやたらにお祝だ!といって、贈ると
「政治活動(選挙運動以外)に関する寄付」とみなされ、現金、有価証券、金券(すべての金券)は
NGです!!
仮に知らなかった・・と言い訳をしてもそこは法律です。しっかりと罰せられます。
折角、当選したにもかかわらず、メデイアにさらされ当選の取り消しやら、罰金やらで大変なことにな
ります。
ですから、贈る方もよくわきまえて注意が必要です。
ただし、選挙活動をしている最中に贈るものを「陣中見舞い」といいますが、これは、現金などを贈る
ことはOKです。
選挙中はなにかとお金がかかりますから、これで力にしてね。ということで許されてます。
しかし、お弁当屋や、酒、ジュースなどの飲食物は公職選挙法に触れてしまい、これはNGです。
なんだかちょっと不思議ですよね・・・・。
ややこしさも相まって?とにかく、陣中見舞いも当選祝いも、華やかで何の問題もない「お花を贈る」
人がほとんどです。
ただ、しょっちゅうあることではないので、諸々悩みますよね。
いつ贈る?何を贈る?いくらにする?そんな疑問にお答えします!
いつも、贈るお手配をしている人は慣れたものでしょうが、初めてやまだ回数をこなさない人には
何を贈って、いくら位で、いつ贈ればいいのか分かりませんよね。
1つづつご紹介していきますので、ご参考にしてください。
当選祝いのお花とマナー集
当選祝いのお花人気ランキング
1位:圧倒的に胡蝶蘭です
これは、テレビなどの報道で選挙事務所に置いてあったり、当選者がバンザーイ!をしている後ろに飾
ってあったり、事務所内にずらりと並んであったりで、目にした方は多いのではないでしょうか。
選挙=胡蝶蘭というほど、胡蝶蘭は当選者と一緒位、大変目立ちます。
胡蝶蘭が放つ、高貴さ、優雅さ、プレミア感、品の良さ・・そんなところから胡蝶蘭は選挙にとって
切り離せないお花となっています。
そして、胡蝶蘭の花言葉は「幸せが飛んでくる」です。
これも、お祝い用にはぴったりということで重宝されてるのではないでしょうか。
胡蝶蘭が並べば並ぶほど、議員の人望の高さ、人気を表すと言います。
多く並べば並ぶほど周囲への自分の人脈の広さを表すものにもなるとか・・・・・・・・・・・・・・・・
人気は白ですが、NGというものはありません。折角なら色がついてるものなどかえっておすすめです!
例えば、その議員のカラーとか。
小池百合子さんが「緑」をカラーにして、
ますよね。
2位:フラワーアレンジメント
選挙の当選祝いのお花は、もう圧倒的に胡蝶蘭なのですが、中には胡蝶蘭以外のものと、あえて避けて
他のお花を指定される方もいらっしゃいます。
その意図としては、やはり「胡蝶蘭は沢山くるだろう」だという事です。
それも、その通りではありますね。
敢えて違う花を贈ることによって、喜んで頂きたい、目立ちたい等様々な思惑がある事かと思います。
また、商品によってはアレンジメントフラワーのほうが安価な為に、そのようにせざるを得ないという
背景も相まっているかもしれません。
小さなタイプから大きなタイプ、予算も色々できるのが良いですね。
当選者のカラーで作ってもらうのもいいかもしれません。
3位:スタンド花
ついで、季節のお花を入れたスタンド花(スタンドフラワー)です。
旬なお花を入れて華やかに仕立てます。
大きさもあり、大変目立ちます。
場合によって胡蝶蘭よりも目立ちます。
ただ、背が高く場所もとりますので、沢山のスタッフが出入りする選挙事務所では
気を付けて配置をしないといけませんね。
2:当選祝いのお花の予算は・・
選挙当選祝いのお花の一般的な相場は、
20,000~50,000円が多いです。
但し、5万円以上を超える贈り物は、「収支報告書」に贈った方の情報を記載する手間が発生しますの
で、念頭に置いておいてください。(贈ってはいけない。ということではありません)
胡蝶蘭でいいますと、3本立てが凡そ30,000円以内で沢山ございますので、その辺でお決めになる方が多
く、50,000円位となりますと5本立を目指して購入される方が多いです。
通常の企業間お取引では、15,000~30,000位が多いのですが、当選祝いは少し単価が上がっておりま
す。
ただし、あくまでも一般論ですので、目安としてくださいね。
50,000円以上は少し気を付けて贈ってください。
3:いつ・どこに贈る?
当選したらすぐに贈りましょう!
今はテレビなどのニュース速報でも、リアルタイムの選挙報道番組でもかなり綿密に情報を流布してき
ますよね。
チェックして準備を始めて頂きたいです。
企業に属する方は、翌日会社に行ってからまずはお花のお手配の指示を仰ぎ、すぐにお手配して下さい。
因みにサムライフラワーでは、前もって予約をしておき、当選したらお届け。
ということも行っております!ので便利に使ってください!
そして、贈り場所ですが、ほんとにリアルタイムで贈れる環境・準備があれば選挙事務所が良いです。
しかし、選挙事務所はほどなくしてすぐに閉まりますので、時間が空く様でしたら、
公設の事務所にすぐに行くので、そちらのほうが良いです。
5:陣中見舞いについて
陣中見舞いは、当選祝いに比べると馴染が薄い人が多いのではないでしょうか。
それは、家族や親族等、比較的身近な人が行っているからです。
原則、食べ物はNGとご紹介いたしましたが、お茶請け程度のお菓子やジュースは大丈夫です。
そして、金銭も当選祝とは逆でOKですが、選挙候補者に寄付できる総額は年間150万円以内と法律で
決まっているので気を付けて下さい。
普通はここを飛び越えることはありませんが・・。
平均すると、相場は5,000円~10,000円程度で贈られる方が多いようです。
選挙はお金がほんとうにかかります・・・・。
大事なのは、選挙ではなくてそのあとなんですけどね。
いかがでしたでしょうか。
私は学生の時に選挙事務所でアルバイトをしたことがあり、有名なミュージシャンなどが応援にきて、
キャーキャーとミーハーをした頃がありますが、残念ながら選挙後にお金を配っていたことが露呈され
逮捕されてしまい、ご本人ともお会いしていたので学生ながらとてもショックだったことが脳裏に焼き
付いております。もううん十年も前ですが。
幸い?変な?金品は頂きませんでしたが、貰っていたら知らないうちに罪を犯していたことになりますね(-_-;)
選挙は法律がありますから、立候補者も支える人もクリーンでいたいものです。
成人年齢も18歳と下がりましたので、ご家庭に子供がいらっしゃる方も、そういったお話をしておく事
もお勧めします。
法律がある以上「知らなかった・・」では済まされませんので・・。
大きな国政選挙と地方選挙とありますが、何かを志して立候補されたのでしょうから、是非心を込めて
お祝のお花を贈りましょう。
どんな些細な事でも構いませんので、迷いましたらお気軽にお問い合わせ下さいませ。
有難うございました。
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お客様のニーズや悩みを10万件以上聞いてきました。
これまでの経験を活かして、これからもマナーや事例など開示していきます。
好きな花は勿忘草(わすれなぐさ)です。
草花をはじめとしたmade in japanの「ものづくり」をしている「人」に興味があります。