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胡蝶蘭の花びらと葉のトラブル。原因と対策そして復活方法について【胡蝶蘭百科事典】

お花を贈るときのマナー

開店お祝いや、移転お祝い、リニューアルオープン、お誕生日や長寿お祝いなどで頂いたことが

ある胡蝶蘭。とても品位の高い素敵なお花ですよね。

一般的には高級なお花として名高くそうそう多くの機会で頂くものでもないことも確かです。

1年に一度東京ドームで開かれる「世界らん展」でわざわざ足を運ぶ方もいらっしゃるのではないでしょうか。

胡蝶蘭はそもそも手間がかからないお花です。

水やりも冬場は1週間に一度あるかないか・・など切花に比べるとなんと楽なんでしょう!

その割には凛とした存在感・・誰もが憧れるお花の一つではないでしょうか。

ただ、もちろん生花です。いつかは枯死します。

それでも、少しでも長く愛でていたい‥と思うのは万人の共通項。

もし、胡蝶蘭の花びらがしおれてきたら(落ちてきたら)、それはどういう原因?そして、

復活はするのか?この後どうなるのか、復活するのか?等々、様々な疑問にお答えしていきます。

開花している胡蝶蘭がしおれてきてしまったら?

残念ながらしおれた(枯れた)お花は元に戻りません。

これは、胡蝶蘭に限らずともすべての有機物に相通じるところではないでしょうか。

株元に近い花から順番に枯れるのは老化現象(自然現象)なので、問題はありません。

胡蝶蘭は生育している環境によりけりではありますが、1か月~2か月程持ちます。

その期間に準じて老化現象がおきていくのは至った普通のことです。

ただし、全部が一斉に枯れてしまった場合はその限りではなく、温度障害や輸送中のストレス

で胡蝶蘭に負荷がかかった可能性がございます。

どういう工程でしおれた(枯れた)かを日数などから確認をしてみてください。

次に、胡蝶蘭のしおれた部位、褪せた花色について詳しくご紹介いたします。

つぼみが枯れてしまったら?

胡蝶蘭の先端にはつぼみが有ります(満開の時はありません)が、つぼみが枯れてしまったら残念ながら元には戻らず、開花することはありません。

原因としては水きれ、急激な温度変化(高温、低温等)、乾燥、物や人が触った等の不可抗力などが原因して挙げられます。

見分け方としては、当然咲かないということには尽きますが、触るととてもカチカチになっております。

この状態ですと残念ながら栄養剤をあげようとも、温度管理を徹底しようとも、もう元には戻りません。

※画像は元気なつぼみの状態です


美しく咲く胡蝶蘭。開花を楽しむためにも上述した原因を作らないように管理をしたいものです。

因みに、胡蝶蘭のつぼみの開花はいくつかあっても必ず一つづつ咲きます

同時進行でいっぺんに咲く事はありません。

是非、1つづつ咲く優雅な胡蝶蘭を見て下さい。

花の色があせてきてしまったら?


よく、慌ててご連絡を頂くお話で「黄色の胡蝶蘭をもらったが色が変色してきたように見える」といった事です。

一般的に黄色系や黄赤系の品種は開花してからの時間が経過すると色があせてくることが有ります。

ただし、これは病気などではなく品種が持っているある種の自然現象なので、枯れてしまったなどといった事ではありませんのでご安心下さい。

花がすべて枯れて、葉も茎も変色してしまったら?


胡蝶蘭の根の部分を確認してみてください。

根に張りがあり緑色・黄緑色・白色などであれば生きており、元に戻る可能性があります。

胡蝶蘭の葉っぱについて(変色・しわ・折れなど)

続いては胡蝶蘭の葉の部分についてのトラブルのご紹介です。

花と同様にお問い合わせの多いところです。

胡蝶蘭の葉は比較的大きく、しっかりした葉が1本につき数枚付いております。

青々とした元気な葉に越したことはありませんが、生花ゆえに様々な現象も現れます。

また、お届けした時はピンピンして元気だったが、時間の経過とともに変化していくものではあり

その過程で自然のものなのか、不可抗力があったものなのか等分かりづらい部分についてご紹介して

参りますのでご参考にしてください。

葉が黄色くなったら?


胡蝶蘭の一番下の葉は時間と共に必ず自然と枯れてきます。
無理やり取らず軽く引っ張って取れるようになるまでつけておいてください。

画像の葉は一見病気のように見えますが、これは1か月以上経ち自然に枯れてきた状態です。
この状態はこのまま無理に取らずこのまま放置で大丈夫です。


葉がしわしわになったら?


水が足りない状態で乾燥してしまってます。

バケツ等に水を張り、鉢・株ごとに水につけて半日くらい置いてください。

数日すると徐々にハリが戻ってきますので、試してみてください。

葉がぷよぷよで腐敗臭がします



軟腐病という病気です。高温時や多湿時に多く発生し細菌が原因の病気です。

基本的に発生してしまうと治すことがとても難しい病気です。

発症している患部を株元より近い位置で大きめに切り取り、早めに乾燥させてください。

処置後、10日位経過して新たに発症して無ければ大丈夫です。


葉っぱが黒色や黄色に変色してきたら?


黒色に変色した場合は凍傷(胡蝶蘭が凍る事)してしまった可能性があります。

花の部分はどうなってますか?

全体的にしおれたようになっていれば、間違いなく凍傷です。

凍傷の原因は胡蝶蘭を置いている場所が温度の低いところ、朝夕の気温が低くなる場所です。

黄色に変色した場合は、日焼けの可能性が高いです。

原因は胡蝶蘭に直接日光が当たっているためです。

葉が一枚でも残っていれば生きている可能性が高く、まだ復活する可能性が有ります。

胡蝶蘭をよく観察し、早い段階で寒い場所や直射日光が当たる場所から移動してみてください。


葉が折れてしまったり傷がついても大丈夫?


葉が折れてしまうと大丈夫かなと焦ってしまいますが、実は大丈夫です。

傷も問題ありません。

そのまま育ててあげて下さい。

画像は元気な状態の胡蝶蘭の葉です。
みどりで青々としてますね。
元気な証拠です。
時々、この葉にもついているように白のテンテンのようなものが何か?といったお問い合わせがありますが、これは自然にできるものだったり、生育途中で生産者さんが栄養剤などを上げていた時のお薬の後などです。
全く心配はいりませんのでご安心下さい。



胡蝶蘭の花と葉のトラブルなどをご紹介いたしましたが、該当するようなものはありましたか。
本来、自然界で強く生きている花です。

元々の生命力はとても高い花ですので、ストレスのない環境であれば元気よく咲いて楽しませてくれます!
胡蝶蘭の花言葉「幸せが飛んでくる」です。
素敵な花言葉ですね。