全国の医療施設は増加傾向にあります。
大型の大病院の推移は可変がありませんが、所謂、「一般診療所」と言われるようなクリニック・医院は年々増加傾向にあります。分かり易く言うと、皆さんの街にある「町医者」のような存在です。
確かに、歯科や様々な科を扱うクリニックなどはよく開院されてるのを目にすることも多いのではないでしょうか。
特に近年は、心療内科のような心のクリニックの開院が目立ちますね。
クリニック開院ですと、お取引様はもちろんのこと、家族・お身内でご開院されるようなことも多く、身近なお祝事の一つでもあると思います。
以前から開院・開局を知っていたという方もいれば、いきなり連絡がきた!というご経験をされた方もいるのではと思います。
開院・開局のお祝い!さあどうしよう?!
いつ贈る?何を贈る?いくらにする?そんな疑問にお答えします!
具合の悪い人がくるところだから・・
華美なものは避けたほうが良いよね・・
クリニックって清楚な雰囲気が多いよね・
いくらくらいが相場なんだろう・・
他の人は何を贈ってくるのだろう・・
いつ贈れば良いののかな・・
華やかなお店の開店と違い、具合の悪い方くるところなので色々と考えてしまいますよね(^^;
特に日本人は奥深く思慮してしまう部分があると思います。
でも、そこまで悩む必要はありません。これは、避けたほうが良いかも・・という点さえ押さえておけば大丈夫です。
やはり、最後はお気持ちです。お気持ちを頂いて悪い思いをするかたはいません。
では、下記にて目次別にご紹介いたします。
開院祝いや開局祝いのお悩みについてお答えいたします!
1:開院と開局の違いは?ほぼ、同時にオープンしますが違います!
開院と開局、隣り合わせのように聞く言葉ですが、「開院」はずばり病院・クリニックのオープンを指します。
「院」がつきますからね。大型の病院から街の小さなクリニックまで、全て開院です。
対して「開局」。これは広義にもなりますが、開院祝いと同時に起こる開局はずばり「薬局」を指します。
診察を終え、必ずと言っていいほど出る処方箋。これを頂くところが薬局ですね。
病院へ行くと帰り道にぼぼ寄るところではないでしょうか。
勿論、既にある薬局もあれば、病院が開院すると同時に開局する薬局もありますよね。
因みに、開局は広義とお伝えしましたが、「局」がつくものは総称してそのように言います。
例えば、放送局・郵便局など「局」と名のつく施設などが開かれる時も開局と言います。
2:何を贈ればいい?やっぱりお花がダントツで多い
一番迷われるのがこれですね・・。何を贈ろう・・。
ほとんどの方が迷い悩まれるのではないでしょうか。
それは、おそらく病院・クリニックということで元気な方が威勢よく飲みに来るところではないわけで、熱を出している人もいれば痛い痛いともがいてくる方もいる、病んでいる人が来るところです。
中には、生死をさまよっている一刻を争うような方も運ばれてくるところです。
迷いますよね・・。
施設柄、やはりお花が一番人気です。
モノでもない、食べ物でもない、お花が無難で一番人気です。
では、これからどんなお花が人気なのかご紹介いたします。
開院・開局祝いで人気のランキング3選
病院のお祝いですが、来院される患者さんも元気づけたい!そんな気持ちが届きますように・・
【1位 胡蝶蘭】
堂々の人気は胡蝶蘭(コチョウラン)です。
胡蝶蘭が放つ品位、高級感、清楚感すべてに合致するところから人気があるのだと思います。
そして、花粉が出ない。
これも大きなポイントだと思います。
春や秋になれば花粉でご来院される方も多くいるくらいですからね。
胡蝶蘭はどんな祝い事にも本当によく使われます。
【2位 フラワーアレンジメント】
2番手に人気なのが、フラワーアレンジメントです。
旬な季節のお花を選び送ることが出来るアレンジメントはいかようにも形や色合いを変えることができ、カスタマイズができるというのが一番大きなメリットかと思います。
多くリクエストを頂くのは白やグリーン系のお花が多いです。
病院などの内装が白系統が多くインテリアもそのような感じだからかと思います。
ただし、白グリーン系でなければいけない!なんていう決まりはありません。
病んだ方が来るのですから、お花くらい元気色でお迎えしたいとも感じます。
ただし、フラワーアレンジメントには数点ほど避けられる傾向がある事もありますので参考にして下さい。
1:赤のお花は避ける方が多い
赤は「血の色」を連想させるということから、赤は比較的避ける方が多いです。
確かに、出血してくる方もいるでしょう。
ただ、赤は元気の色の一つでもあるのであまり過敏にならず、参考程度・・といことでお願いします。
赤のお花を入れながら・・アレンジメントするという雰囲気であればなんら問題はありません。
2:花粉に気を付ける
先述したようにこれは、アレンジメントを仕立てるときに必ず申し伝えましょう。
特にユリなどは高級感がありお花の存在自体はいいのですが、花粉が飛び出てます。
簡単にとれますので、注文の際に是非、スタッフに伝えて下さい。
【3位 観葉植物】
3番手に人気は観葉植物です。
グリーン・爽やか!という点から贈られる方が多いです。
病院内は白系で統一されていることが多く、そこに緑があるととても映えますし、やはり呼吸をしているものなので生命力を感じますね。
なんと言っても、管理も楽で長く置いて置けるという点から、スタッフ受けもいいのかと推察致します。
ただし、1点注意があります。
観葉植物では中には葉が尖ったものもあります。
患者さんは老若男女いらっしゃいますので、なるべく丸みを帯びた葉を選びましょう。
以上、上位3つをご紹介させて頂きましたがいかがでしたでしょうか。
それぞれの人気順位には納得という感じですよね。
他には、受付に置いて置くプリザーブドフラワーや、造花などもスタッフさん側からとっても人気です。
何度もいってしまいますが、病院・クリニックは内装などが白系統が多いので、少々殺伐としています。
お会計する時や受付にお花があるだけで皆、少し癒されるのではないでしょうか。
また、置く場所にも困らずずーと飾れるというのがとっても良いのかと思います。
3:予算は?個人と法人で違いがあります
予算は、これもまた悩みどころの一つですね・・
法人は、15,000~30,000というデータがあります。
個人(家族や親族など)は、5,000~10,000というのが多い相場感です。
あくまでもデータ上にはなり、それぞれの関係性や親身度などには相違が有るものと思われますので、参考程度でお願いします。
また、当然、懐事情もあると思います。
常々、お客様にもお伝えしておりますがご無理のないお買い物をして頂きたいです。
4:いつ贈る?プレオープンや内覧会にあわせて贈る
凡その方は、開院・開局の当日に贈る方が多いのが現状ですが、これは基本的にNGです!
何故なら、その日は患者さんを受け入れる日のスタート日です。
病院やクリニック・薬局にとっても大事なのは患者さんです。
当然、医師やスタッフも開院日はバタバタとするでしょう。
正直にいって、誰もがお花やギフトどこではないはずです。
施設には必ずプレオープン・内覧会というものが存在します。
ご連絡を頂いた方にはその通知もきているはずなので、プレオープンや内覧会にあわせて
お贈りしましょう。
5:贈った後は・・
特には何もありません(^^;
でも、不思議と贈った後、「どうかな?」「喜んでくれたかな?」「飾ってくれたかな?」等、色々とお相手のことを想いますよね。お金も出しているし当然です。
貰った人は千差万別で、すぐにお礼の連絡をする人、その日ができなく次の日にする人。色々です。
病院・クリニックは具合の悪い方が来る場所です。
1日が終わり、さぁ売り上げはいくらだった??カンパーイ!とはなるわけでもないと思うのです。
すぐさま連絡がこなくてもきっと院長先生は忘れている訳ではないと思いますので少し待ってみて下さいね。
いかがでしたでしょうか。
何のシーンにしても大事なのは相手を想う「気持ちです」。
それがどんな立場・状況であれお気持ちが大事なのです。
間違ってしまった、もっと予算を上げればよかった、こんなマナー知らなかった・・後から悔んだり後悔する方もいらっしゃるのを見てきました。
でも、頂いたほうは贈る人が思う以上になにも思ってないことが多いです。
忙しくてそれどこじゃない・・と思うのも本音かもしれません(^^;
でも、贈らない人も沢山いるんです。
ですから、必ず気持ちはお相手に伝わったと私は思うのです。
それは、金額ではなくお気持ちでプライスレスです!!
開院した方は、色々な想いや努力を重ねてやっとそこにたどり着きました。
スタートの1歩です!
そんな時、たとえ何でもできれば一言添えて、お花を贈ったら相手はどんなに嬉しいか・・・
そうして下さった人って忘れません。
いいんです。安くて。胡蝶蘭じゃなくても。
何度も言ってしまいますが、気持ちなんです。
可能な限りスルーは避けて、無理をしない程度でお祝いをして差し上げて欲しいと思います。
最後にになりますがサムライフラワーでは、色々なマナー、お悩みや、ご相談等なんでもお受けしておりますのでお気軽にお問い合わせ下さいませ。
有難うございました。
お客様のニーズや悩みを10万件以上聞いてきました。
これまでの経験を活かして、これからもマナーや事例など開示していきます。
好きな花は勿忘草(わすれなぐさ)です。
草花をはじめとしたmade in japanの「ものづくり」をしている「人」に興味があります。