高級なお花=「胡蝶蘭」というイメージ
日本は生花の値段が諸外国に比べて高い印象があります。
街にお花屋さんはたくさんあれど、プレゼント、ましてや自分のためにお花を買う人は
稀なのではないでしょうか。
お花はそもそも特別なシーンに贈るもの、というのが日本人の一般的な感覚ですよね。
その特別なシーンで選ばれるお花の代表と言えば胡蝶蘭です。お花の中でも特に高級なイメージが
ある胡蝶蘭ですが、なぜ高いのに選ばれるのでしょうか。
胡蝶蘭が高価な理由
胡蝶蘭はなぜこんなに高いのか?ほとんどの方が疑問に思うことでしょう。
それには納得の理由がいくつかありますのでご紹介していきたいと思います。
①生育環境を維持するためのコスト
胡蝶蘭のルーツは東南アジアの暖かい気候にあります。極端な寒さと乾燥に弱いため、四季のある
日本では24時間の温度管理がマストです。更に水道代や電気代などを併せると年間で莫大なコストが
かかるのです。
②苗の価格が高い
胡蝶蘭はほとんどが東南アジアや台湾などから苗で輸入されています。
胡蝶蘭は他の植物と異なり無胚乳種子(むはいにゅうしゅし)と言って種から自然に発芽はしません。
海外で特殊な方法で種から苗へ育てられたのち日本へ出荷されるため、他の植物よりも価格が高騰して
しまうのです。
③生育期間の長さ
胡蝶蘭があの美しい姿になるまで、なんと3年~4年程かかります。
あれだけ立派なお花ですからよくよく考えれば納得できますよね。
前述のとおり24時間かかさず温度管理などを行わなければならず、更に全ての胡蝶蘭が問題なく
生育するわけではありませんので、高価になってしまう理由の一つです。
④人件費とプロの腕が必要不可欠
胡蝶蘭というと3本や5本の豪華な姿をイメージされる方が多いのではないでしょうか。
あの姿は出荷の直前に一つの鉢に1株ずつ寄せ、綺麗な弧を描くように一つ一つ微調整を繰り返し
行っているのです。さらに寄せ終わった胡蝶蘭に一本ずつ丁寧に和紙を施してラッピングをし、その後
梱包へと移っていくのです。
たくさんの手で育てられる胡蝶蘭
胡蝶蘭は世界を跨いでたくさんのプロの手によって生育されています。
胡蝶蘭の生育に携わっている人々は我が子のように時間と手間を惜しまず休みなく、胡蝶蘭という花と
向き合っているのです。
生花なのでもちろんいずれは枯れてしまう運命。
だからこそ特別なお祝い事で選ばれ続け、見る人を圧倒するのではないでしょうか。
いかがでしたでしょうか。
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